SEO対策ができると聞いてYoast SEOをインストールしたけど設定項目が多くていまいち使い方が分からない。専門用語を調べるのが面倒

今回はこういった疑問にお答えします。
この記事ではYoast SEOの使い方と設定を画像付きで専門用語を噛み砕きながら初心者でもできるように簡単にご紹介しています。
また設定を必須と任意にわけてご紹介しているので最低限必要な設定だけ知りたい方もぜひ活用してください!
このページの目次
Yoast SEOの使い方と設定を全て画像付きで解説
それではまずはYoast SEOのインストールから進めていきます。
インストール方法
インストール方法は他のプラグインと同様、管理画面からインストールしていきますので管理画面にログインしましょう。
1管理画面左のサイドバーより「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。

2画面右の検索欄に「yoast seo」と入力し検索します。

3Yoast SEOの「いますぐインストール」をクリックします。

4「有効化」をクリックします。

これでYoast SEOのインストールが完了しました。続いて使い方と設定を解説します。
Yoast SEOの使い方と設定
Yoast SEOの場合プラグインのインストール後、左のサイドバーに「SEO」という項目が表示されますのでそちらから設定を行います。
「全般」の設定
「SEO」→「全般」をクリックします。

クリックすると3つのタブが出てくるので1つずつ簡単にご紹介していきます。

【任意】ダッシュボード
この画面に表示される内容はYoast SEOがサイトを解析して問題がある点をあげてくれたりチュートリアルを開始することができます。

具体的な問題点としてサイトのインデックス設定がnoindexになっている場合や、WordPressのバージョンが古い場合、XMLサイトマップのプラグインが競合している場合などに以下の画像のように問題点として表示されます。

問題点が表示されていない場合は特にチェックする必要は有りません。
【必須】機能

機能画面ではYoast SEOのサイト解析などの機能の有効・無効を設定することが出来ます。意味とおすすめ設定を以下の表でまとめたので参考にして変更してください。
SEO analysis | サイト解析を行い問題点を報告してくれるが日本語に対応して部分があるので無効がおすすめ |
---|---|
可読性解析 | 可読性を解析してくれるきのうですがこちらも日本語に対応していない部分があるので無効がおすすめ |
コーナーストーンコンテンツ | メインのコンテンツを設定するとチェックが厳しくなるという機能。解析をオフにしているのであればこちらも無効がおすすめ |
テキストリンクカウンター | 記事一覧ページに被リンク数を確認する項目を設置する機能他のツールでチェックしていない場合は有効がおすすめ |
XML sitemaps | XMLサイトマップを出力してくれる機能。XMLをまだ出力していないなら有効がおすすめ |
Ryte integration | Yoast SEOと提携しているSEO解析サービスを使える機能無効がおすすめ |
管理バーメニュー | 管理画面上部のバーにYoast SEOのメニューを表示する機能無効がおすすめ |
Security: no advanced settings for authors | 記事のメタ情報を書き換える項目を管理者と編集者以外に表示しない機能有効がおすすめ |
中でも絶対に設定したいのが「XML sitemaps」です。こちらをオンにすることでXMLサイトマップを出力することが出来ます。他のプラグインでXMLサイトマップを出力している場合は必ずオフにしましょう。
【任意】Webmaster Tools

それぞれのウェブツールと連携するための項目です。連携に関しては任意ですが、コピペで簡単に連携できるのであえてこちらから連携しなくてもいいかと思います。
ただしHTMLのコードを触るのでそういったコードが苦手な場合はこちらから登録すると簡単に登録出来ます。
ここまでで全般の設定が終わりました。続いて全般の1つ下の項目の「Search Appearance」を設定していきます。

「Search Appearance」の設定
ここがメインの設定になります。しっかりと設定していきましょう。
【任意】全般
ここではタイトルやトップページのメタに関しての設定を行います。

1「タイトルを強制的に書き換える」に関してはYoast SEOは自動的にタイトルを切り替えています。したがって特に設定をしなくてもタイトルを変更してくれます。テーマの兼ね合いでタイトルが2重に表示されてしまう場合などに「有効」にします。

2続いてタイトルとサイト名を繋ぐ記号を変更します。多く使われているものだと「|」や「-」ですね。特にこだわりがなければ「|」を選択しましょう。

3「ホームページ」の項目はトップページのタイトルやディスクリプションを特別なものに書き換える場合に使用します。ここではデフォルトのままにしました。

4「Knowledge Graph & Schema.org」は検索結果の右側に表示されるナレッジグラフと呼ばれる内容の設定を行います。ただし設定してすぐに表示される訳ではなく一定数の検索数が必要です。

設定する場合は個人か団体を選択して表示する画像を選びますがこの記事は初心者の方に向けに書いているものなので飛ばして次に進みます。

4ここまでで変更点があれば一番下の「変更を保存」をクリックし保存します。

【任意】Contet Types

投稿ページや固定ページのインデックス設定やメタボックスの配置の設定を行います。
基本的にはデフォルトのまま運用して問題ありませんので任意としました。サイト構成によって固定ページを公開したくないといった場合だけ設定を変更しましょう。
設定項目は投稿と固定ページでそれぞれ同じ項目になるので統一してご紹介します。

Show ○○○ in search results? | ページごとのインデックス設定を行う機能ページをインデックスさせたいなら必ず有効 |
---|---|
スニペットプレビューの日付 | 検索結果のプレビューを表示する時の日付を表示する機能無効がおすすめ |
Yoast SEO メタボックス | 記事ごとにメタ情報(タイトルやディスクリプション)を指定できる機能有効がおすすめ |
SEOタイトル | ページ種類ごとのタイトルを設定できる機能 |
メタディスクリプション | ページ種類ごとのメタディスクリプションを設定できる機能 |
変更した箇所があれば一番下の「変更を保存」をクリックし保存します。

【任意】Media

メディアとは画像や動画などのファイルページのことです。デフォルトではメディアページにアクセスした際は記事ページにリダイレクトされるように設定されています。基本的にはこのままの設定で問題ありません。
写真や動画をメインに使っているサイトなど一部メディアページをサイトのコンテンツとして使いたい場合だけオフにして詳細を設定しましょう。
【必須】タクソノミー

カテゴリーページ、タグページ、フォーマットページの設定を行うページです。必須とした理由はカテゴリやタグページをインデックスさせている方とさせていない方で分かれているためです。
どっちにしようか迷っていてコンテンツがまだあまりない方はインデックスさせないことをおすすめします。フォーマットは特別な理由がない限りはインデックスさせないことをおすすめします。
Show ○○○ in search results? | ページごとのインデックス設定を行う機能ページをインデックスさせたいなら必ず有効 |
---|---|
Yoast SEO メタボックス | メタ情報(タイトルやディスクリプション)を指定できる機能有効がおすすめ |
SEOタイトル | ページ種類ごとのタイトルを設定できる機能 |
メタディスクリプション | ページ種類ごとのメタディスクリプションを設定できる機能 |
最後の「Category URLs」はカテゴリページのパーマリンクに/category/が含まれている場合削除できる機能です。

変更することはできますが、以前のURL評価はなくなりますので慎重に考えてから変更しましょう。僕としてはそのまま「維持」をおすすめします。
変更が終わったら「変更を保存」をクリックします。

【必須】アーカイブ

アーカイブは投稿者アーカイブや日付別アーカイブページなどの設定を行います。投稿者が一人の場合はYoast SEOでもインデックスさせないことを推奨しているのでノーインデックスに変更することをおすすめします。
日付アーカイブに関しては特殊なページでない限り重複ページに見なされる可能性があるのでインデックスさせないことをおすすめします。

「特別なページ」は検索ページや404ページのタイトルを変更できる項目ですが、デフォルトのままにすることをおすすめします。

【任意】パンくずリスト

Yoast SEOではパンくずリストを生成する機能があります。もし使っているテーマでパンくずリストを作成できないならこちらで実装するのもありかと思います。
実装する場合は以下のコードを表示したいテーマのPHPファイルに貼り付けます。
<?php
if ( function_exists('yoast_breadcrumb') ) {
yoast_breadcrumb( '<p id="breadcrumbs">','</p>' );
}
?>
【任意】RSS フィード設定

RSSフィードを設定できる項目になります。RSSは投稿したコンテンツが自分が一番最初に投稿しましたよとお知らせできる機能ですが2019年現在はほぼ使われていないので特に設定せずデフォルトで大丈夫です。
「Search Console」の設定
Search Consoleに関してはコードを貼り付けるとSearch Consoleと連携してそれぞれのページのクロール状況を確認することができます。

Google Search Consoleの認証コードを取得する方法
1「Google 認証コードを取得する」をクリックします。

2Googleのアカウントを選択し。Search Consoleの連携を許可するとコードが表示されます。

コードをコピーし入力欄にペーストし「認証」をクリックします。

これでSearch Consoleと連携できました。データが反映されるまでに多少時間がかかりますので気長に待ちましょう。
「ソーシャル」の設定
ソーシャルではSNSアカウントト連携したりOGPを設定することができます。
【任意】アカウント

アカウントではSNSのアカウントを入力すると連携できます。
注意点としては基本的にそれぞれのアカウントのURLを入力しますが、Twitterのみアカウント名になっています。アカウント名に関しては具体例をあげると僕のアカウント名は@TKC_designですがYoast SEOに入力する際は@は入力せず、TKC_designだけ入力するようにします。
【任意】Facebook

ここからはそれぞれのOGPの設定項目になります。OGPに関してはプラグインを使わずにコードを記述して実装する方法もあるので任意となりますが、コード編集がめんどくさい方はこのページでサクッと設定してしまいましょう。
Facebook App IDについては取得方法の解説にこの記事に書くと長くなるので専用の記事を書きました。
1「Open Graph メタデータを追加する」が有効になっていることを確認します。

2Facebook App IDを入力します。

3フロントページ設定の「画像URL」、「説明文」、「タイトル」を入力します。

この設定はトップページがシェアされた時の設定になります。
4デフォルト設定の「画像URL」を入力します。

デフォルト設定とはシェアされた時の記事に画像が無かった場合適用される画像です。
5「変更を保存」をクリックします。

【任意】Twitter
続いてTwitterの設定です。Twitterは少し特殊でシェアされた時の画像の大きさを2パターンから選べます。

1「Twitter card のメタデータを追加」が有効になっていることを確認します。

2「使用するデフォルトカードタイプ」を選択します。おすすめは「大きな画像付きのSummary」です。

3「変更を保存」をクリックします。

【任意】Pinterest

Pinterestに関しては事前にサイト認証を行う必要がある事と使用者がデザイナーなどの一部の層に限定されているので省略させていただきます。
ここまででソーシャルの設定が完了しました。さらにこれ以降の「ツール」、「プレミアム」、「コース一覧」には設定項目はないので以上で設定完了となります!最後に記事ごとにメタを編集する方法をご紹介します。
メタボックスの設定方法
1メタボックスに関しては記事の入力画面の少し下に表示されます。

2スニペットを編集をクリックするとタイトルやディスクリプションを入力できる画面が表示されます。

3ここでタイトルとスラッグを確認し書き換えるディスクリプションを入力します。

4最後に画面右上の「更新」をクリックします。

まとめ
予想以上に長くなってしまいましたがYoast SEOの使い方と設定を解説いたしました。
Yoast SEOはAll in One SEO Packと並んでSEOの2大プラグインなので使う方もとても多いかと思います!2つのプラグインの違いはこちらの記事にも書きました。
簡単な使い分けとしてYoast SEOの方が設定がシンプルでAll in One SEO Packの方が詳細まで設定できる印象です。
もしAll in One SEO Packの使い方をみてみたいのであればこちらで使い方を書いているので参考にしてみてください。