前回はLocal by Flywheelでローカル環境を構築する方法をご紹介しましたが、今回はMAMPでローカル環境を構築する方法を紹介致します!
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Local by Flywheelと比べたMAMPでローカルを構築するメリット

最近はWordPress専用のローカル環境を構築できるLocal by Flywheelがリリースされました。ここではLocal by Flywheelと比べた時にどのようなメリットがあるのかご紹介するのでご自分にあっている方を使いましょう。MAMPを使うメリットとして
- インストール作業を行うことができる
- WordPress以外のCMSにも対応している
- 現段階ではMAMPの方が情報が多い
が挙げられます。
インストール作業を行うことができる
WordPressのインストールの仕組みを勉強するタイミングとして最適なローカル環境でインストールを試すことができます。本番のサーバーで失敗してしまうと最悪、白い画面のまま何も映らなくなってしまいインターネット上にそのまま表示されてしまう恐れがあります。
しかしMAMPならローカル環境なのでそういった心配はありません。インストール作業が不安な方はMAMPで練習してから本番のサーバーに挑戦しましょう。
WordPress以外のCMSにも対応している
Local by FlywheelはWordPress専用のローカル環境ですが、MAMPは専用ではないので他のCMSなどもインストールすることができます。例えばインターネットショッピングサイトを構築できるEC-CUBEやbaser CMSなどが挙げられます。
現段階ではMAMPの方が情報が多い
Local by Flywheelは2018年にリリースされた為、まだ情報がMAMPに比べ少ないです。何か困った時に情報を得やすいのはMAMPと言えます。
MAMPをダウンロード

メリットを紹介したところで早速MAMPをダウンロードしていきましょう。やっぱり面倒なインストールが嫌だという方はLocal by FlywheelでWordPressのローカル環境を作る方法を紹介しているのでそちらをチェックしてみてください。
1.MAMPの公式サイトにアクセスします。
2.画面左したに表示されている「Free Download」をクリックします。

3.自分のOSの方のテキストをクリックします。

大きさが400MBほどあるので5分ほど待ちましょう。
MAMPをインストール

ダウンロードが終わったらMAMPをインストールしましょう。
1.ダウンロードしてきたMAMPをダブルクリックします。
2.「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」が表示された場合は「はい」をクリックします。
3.追加ファイルが必要かチェックします。今回は両方とも不要なのでチェックを付けずに「Next」をクリックします。

4.ライセンスや規約が表示されます。問題がなければ「I accept the agreement」をクリックし、「Next」をクリックします。

5.MAMPをインストールするフォルダを選択します。今回はデフォルトを選択し、「Next」をクリックします。

6.スタートメニューのフォルダーを選択します。こちらもデフォルトのまま「Next」をクリックします。

7.デスクトップにショートカットを作成する場合は「Create a desktop icon」のチェックを入れたまま、「Next」をクリックします。

8.今まで入力した確認画面が表示されます、問題がなければ「Install」をクリックします。

数分程度待つと以下の画面が表示されます。表示されればインストールが完了となります。「Finish」をクリックします。

MAMPの初期設定

インストールが完了したので早速MAMPを触ってみましょう。
1.MAMPのアイコンをダブルクリックします。
2.少し待つと2回ファイヤーウォールの警告画面が表示されます。両方とも「アクセスを許可する」をクリックします。

MAMPを起動

アクセスを許可すると自動的にMAMPが立ち上がります。右のアイコンが緑になっているとローカルサーバーが起動しています。またApache ServerとMySQL Server共に緑色になっていることを合わせて確認しましょう。

MAMPのWebページが表示されるか確認
1.緑色になっていることを確認したら真ん中のアイコン「Open WebStart page」をクリックします。

以下のページが表示されれば成功です。

データベースを作成する

ページが表示されたらWordPressにしようするデータベースを作成しましょう。データベースは記事やサイト情報を保存しているものでWordPressではMySQL(MariaDBの場合もあり)というデータベースが使われています。
1.MySQLの下に表示されているphpMyAdminをクリックします。

phpMyAdminというデータベースを画面上で管理できるツールが表示されます。今回はWordPressで使うテーブルを作成します。
2.上側に表示されている「Database」タブをクリックします。

3.任意のデータベースの名前と「utf-8_general_ci」を選択します。
4.「Create」ボタンをクリックします。

左に任意で入力したデータベースが作成されれば完了です。

WordPressをダウンロード

MAMPに設置するWordPressをダウンロードしましょう。
1.公式サイトのダウンロードページにアクセスします。

2.少し下にスクロールして「WordPress x.x をダウンロード」をクリックします。

3.ダウンロードが完了したら、フォルダ右クリックし「全てを展開」をクリックし解凍します。

4.解凍したフォルダをダブルクリックします。

5.「wordpress」というフォルダが表示されたらフォルダをコピーしておきます。

MAMPにWordPressを設置する

ダウンロードが終わったらMAMPにWordPressを設置しましょう。
1.MAMPのウィンドウの左上に表示されている「MAMP」→「Preferences」をクリックします。

2.「WebServer」をクリックします。

3.「Document Root」の右に表示されている「Open」をクリックします。※この場所がホームページやブログを設置する場所です。覚えておきましょう!

4.先ほどコピーしておいた「wordpress」フォルダを貼り付けます。

これでWordPressの設置が完了しました。続いてWordPressの初期設定を行なっていきます。
WordPressの初期設定

設置が終わったらブラウザでWordPressをインストールした場所を開いてみます。
1.MAMPのWebページのアドレスをクリックし、MAMPをwordpressに変更します。僕のパソコンの場合はlocalhost/MAMP/→localhost/wordpress/となります。変更したら「エンターキー」を押してサイトにアクセスします。

2.WordPressの初期設定の画面が表示されます。「さあ、始めましょう!」をクリックします。

必要事項を入力します。

データベース名 | phpMyAdminで決めたデータベース名 |
---|---|
ユーザー名 | root |
パスワード | root |
データベースのホスト名 | デフォルトのまま |
テーブル接頭辞 | デフォルトのまま |
ユーザー名、パスワードに関して「root」と記述しましたが、変更している場合は変更したものになります。確認方法としてはMAMPのウェブページの少し下にあるMySQLの欄にあるUser、Passwordになります。
3.入力が終わったら「送信」をクリックします。

4.この画面が表示されたら無事mySQLとの接続に成功しています。「インストール実行」をクリックしましょう。この画面が出ない場合は入力間違え(英語の大文字、小文字、前後にスペースが入っていないか)を確認しましょう。

5.サイト情報を入力します。ここではインターネット上に公開するわけではないのでタイトルが決まっていなかったら適当に入力しておきましょう。※後ほどいつでも変更可能です。

6.入力が終わったら「WordPressをインストール」をクリックします。

この画面が表示されたら正真正銘WordPressのインストールが完了しました。慣れるまでは時間がかかってしまいますが、覚えてしまうと意外と早く終わりますので本番に向けて備えましょう!
WordPressの管理画面にログインしてみよう!
インストールが終わったので早速ログインしてみましょう。

2.ユーザー名とパスワードをそれぞれ入力します。
3.「ログイン」をクリックします。

管理画面が表示されればログイン成功です。

WordPressのサイトにアクセスしてみよう!
管理画面の左上に家のアイコンがあるのでクリックしてみましょう。デフォルトテーマが適用されたサイトが表示されます。

まとめ
MAMPでWordPressのローカル環境を構築する方法をご紹介しました。WordPressを本格的に運用しようと思っている方はインストール作業は絶対に知っておきたい内容だと思いますのでぜひこの機械に学んでみましょう!